お金について楽しく学び、豊かな人生を送る

大事だけど軽視しがちなお金の知識に関して、有益な情報を提供していきます

投資スタイルについて

f:id:tamata78:20170618161920j:plain

投資は、2016年11月からボチボチ始めて、
IPO投資、優待クロスをやりながら経験、知識を身に付けてきました。

投資結果についても少しずつ実ってきているので、
一旦、自分の整理も兼ねて投資スタイルを紹介したいと思います。

1. IPO(新規公開株)投資

投資のタネ銭をコツコツ稼ぎます。
主幹事+3社ぐらいに子供口座も使って、当選を狙いにいきます。

今まで、JR九州、シンシア、フュージョン、ピーバンドットコム、ソレイジア・ファーマなど当りました。

2. 高配当・優待株の逆張り

財務指標が悪くなければ、高配当・優待銘柄は、一時的に下げても必ず戻してくるので、 この差益を取っていきます。

基準としては、以下です。財務指標の基準は模索中
配当利回り:2.5%〜3%
・株価:40万以下
・PER:15倍以下
・PBR:1.5倍以下
・営業利益率:10%以上
自己資本比率:40%以上
※財務指標は、業界によって基準が変わってくるので、整理しないとですね。

3. バリュー投資(今後)

2よりもより割安で、小型な銘柄への長期投資を行っていく予定です。勉強中。

4. 米国EFTの配当狙い(今後)

VTI、VYMなどバンガード社の人気EFTへの投資を検討しています。 基本的に10%程度の暴落時の買いを検討していて、長期の配当金狙いで行きます。

こちらは、押し目待ちに押し目なし状態で買い場がないため、ずっと待ち状態です。

「ピーター・リンチの株で勝つ」投資前の最終チェックリスト

f:id:tamata78:20170617103703j:plain

長期投資における銘柄の分類毎のチェックリストがあります。
この意味を押さえることで確実に投資レベルアップしていくことが出来ると思います。

1. 株式全般

どのような株にも共通する視点があります。 投資する銘柄において以下のポイントは確実に押さえておきたいです。

チェックポイント 投資基準 補足
PER 同業内で割安 金融は低く、飲食は高めなど業界毎で変わるため、同業内で比較する
機関投資家の持ち株比率 低い 機関投資家に目をつけられていない優良会社が投資対象となる
内部者の買い、自社株買い あり 内部の人間が買っているのは、業績が上がる前兆。自社株買いは、1株あたりの利益を上げる
最高益 安定上昇 偶発的な上げかを確認する
負債資本比率 25%以下 負債の低さは、市場悪化時の体力。財務健全性を確認する
流動資産比率 100%〜150% 流動資産の高さも、市場悪化時の体力。1株あたりの資産価値以下に株価は下がらない

2. 低成長株

成熟した成長率2%ほどの会社。配当周りの状況を確認することで投資対象とするかを決めていきます。

チェックポイント 投資基準 補足
配当継続性 暴落時も配当継続 市場悪化時にも配当継続する会社は、信頼がおける
増配 あり、連続増配 連続増配する花王のような企業を探す
配当性向 20%〜30%と低め 収益の何%が配当として払われているかという数字。景気悪化でも配当継続性の余裕があるかをみる

3. 優良株

優良株は、人気がある成長率10%〜12%ほどの安定した企業。
大企業が多く急激な成長は見込めないが、確実に成長している株。
まず割安かどうかを確認し、多角化(多悪化)の兆候が見られないで今後も安定して成長していく見込みがあるかをチェックしていく。

チェックポイント 投資基準 補足
株価 PER的に割安か -
多角化 収益減に繋がる多角化がないか 体力のある優良会社は、買収を行うことが多い。収益悪化の可能性がないか確認する
成長率 長期的な成長率と同等か 成長率の鈍化など、経営状態の変化がみられないか
市場低迷期への耐性 株価暴落時期を乗り越えた経験 -

4. 市況関連株

市況関連株は、景気敏感株とも呼ばれますが、定期的に株価が上がり下がりしていくような業界の会社です。
投資タイミングが重要となります。現在の景気状態がどのような位置にいるのかをざっくりと掴むことで勝率をあげていくことができます。

チェックポイント 投資基準 補足
在庫、需給 在庫少ない、需要あり 市場の変化に対応できているか
産業の好、不景気 回復期への突入 産業の景気が最悪の状態の後に長く堅調な回復期に突入する傾向がある。

5. 急成長株

急成長株は、株価が急激に上がっている株。 成長率が高すぎないか、そしてその成長はどの程度継続しそうかを確認して、投資を行う。

チェックポイント 投資基準 補足
収益成長率 20%〜25% 25%以上など高すぎる場合は、警戒が必要
拡大の余地 あり 新規店舗出店余地、未進出のエリアの余地。急成長が止まると、株価は暴落する
機関投資家の持ち株比率 低い アナリストから無視されている会社が急上昇している場合、有望

6. 業績回復株

今は低迷しているが、安く買えて、回復したタイミングで大きく利益を上げることができる株。 潰れないか、そして、本当に業績回復するのか、そして市場の流れはそれを後押しするかを確認していく。

チェックポイント 投資基準 補足
負債資本比率 低い 債権者から取り立てに耐えられるかどうか一番重要
業績回復手法 不採算部門の整理あり 収益を圧迫している分野の整理は時に急回復をもたらす
産業の活気回復 あり 関連商品で新たなブームが起き始めているなどで復活する場合もある

7. 資産株

減価償却する資産により、税免除を長期で受けられキャッシュを蓄えて行けるような会社などが資産株。
隠れた資産、過剰な見積もりにおける資産が発覚した場合に急激な株価の変動がある。 資産を把握すること、そして、資産を減らしていく新たな負債がないかを確認する。

チェックポイント 投資基準 補足
資産価値 多い 含み資産が存在するか、正しく計上されていない資産が発覚したときに株価は動く
負債 少ない 資産からひかれる負債がどの程度あるか。新たな負債を抱え込もうとしていないか

ここまでで、有望株を選定する基準について、学んできました。 次回は「ピーター・リンチの株で勝つ 第3部 長期視点」においてポートフォリオの組み方、暴落時の対応方法などについて読み進めて行きます。 ブログでは、ポイントのみ書いていますが、本では、具体的な銘柄を上げつつ書かれているので、わかりやすく読み応えがあります。 第3部も非常に楽しみです。

ピーター・リンチの知恵をもっと身に付けたい人は、以下にまとめ記事あります。

「ピーター・リンチの株で勝つ」から学ぶ長期投資の知恵

「ピーター・リンチの株で勝つ」役に立つ数字

f:id:tamata78:20170616215015j:plain

長期の株取引において、特に重要となってくるいくつかの数字について知識を深めていく。
今は、なんとなくしかわからない用語も、今押さえていくことで、どんどん情報が繋がって来ると思います。
ただなんとなく売買することでは得られない会社の経営状況を知るということの面白さを体験していきたいですね。

1. 株価収益率(PER)は成長率もあらわす

株価の割高割安を判断する基準は多くあるが、以下で計算できる指標は、 なににも増して重要な成長率を考慮している点で優れていると言える。

勘違いしていたので、訂正します。
PER15倍の場合、成長率15%を期待できる。 その銘柄が、15%の成長率よりも高い成長率の場合は、魅力的な銘柄と言える。

成長率 ÷ PER
or (成長率 + 配当利回り) ÷ PER ※配当を考慮する場合

配当考慮の場合の基準としては、
1.5なら期待する成長率より高いので、見込みあり。本当に探したいのは2以上の会社。

例) 成長率12%、配当利回り2%、PER10倍の場合
(12 + 2) ÷ 10 = 1.4

成長率を考慮することで、特に急成長している銘柄が本当にPERが割安なのか、割高なのかがわかる。 買われ過ぎかの指標としてはこの値が一番参考になる。

注意点として、成長率は、アナリストによる予想EPSなどがあるが、これには恣意的な判断が 混ざっているため、営業利益などの具体的な数字で表記できる成長率を用いることが望ましい。

2. キャッシュポジション

1株あたりのキャッシュの潤沢さは、株価の割高さを軽減する。

例えば、1株当りのキャッシュ(借り入れは除く)が10ドルで、株価が16ドル、1株当りの利益が3ドルの場合
(16 - 10) ÷ 3 = 2 PERは2倍とみなすことができる。
もとのPERは、16 ÷ 3 = 5倍。かなり、低く軽減されることになる。

いい加減な経営状態だったり、商品に魅力がない会社の場合は、このPERは参考にならないが、 有名で立派な会社であればあるほど、このキャッシュポジションの重要性は増してくる。

また、このキャッシュで増配や自社株買いを行う分には、株主還元となるが、 無関係な会社の買収を行う傾向がある場合は、注意が必要。

3. 負債項目

会社の資金力は、バランスシート右側の負債と資本の比率で確認できる。具体的には、株主資本と長期負債(短期負債は、十分なキャッシュがあれば無視できる)の比率を確認する。 一般的な会社では、資本75%・長期負債25%が一般的である。

業績が急転している会社が生き残れるか否かは負債による。また、同じ金額の負債でも「銀行からの借り入れ」なのか「市場からの調達した負債」とがあり、 前者の方が、返済日がすぐにやってくるため、返済不能となりやすくリスクが高いと言える。 市場から調達した負債は、利子を払い続ける限り、支払いを迫られることがないため、株主の立場ではこの負債の方がベストである。

4. 配当

優良株や低成長株の中の高配当株は、暴落のときでも無配株の約半分しか下げない。 これは、株価が下がると配当利回りは高くなるため、株価の下支えとなるためである。

高配当株に投資する際は、暴落時でも配当を継続できるかを調べる必要がある。 20年、30年と配当を支払っている会社が最適である。

ただ、小資本の会社が配当を払わないとしても、払わないために高成長することも 大いにある。会社が株式を発行する理由は、銀行借り入れによる重荷なしに成長するためである。

5. 簿価

資産または、負債の会計処理結果によりはじき出された資産額のことを簿価と呼ぶ。

ただ、この価格は、しばしば過大評価または過小評価されている場合があり、 想定よりも価値のない資産だと発覚した際には、株価は大きく下落することになるため、簿価の 内容を十分に知っておく必要がある。

6. キャッシュフロー

キャッシュフローとは、会社が事業を行って得るキャッシュの量である。

7. 成長率

割高でも成長率の高い会社に投資したほうが良い。

例えば、
成長率20%、PER20倍のA社と成長率10%、PER10倍のB社とでは、A社に投資したほうが良い。
10年後には、A社は123ドル、B社は26ドルとなっている。
増えた株価の+20%となっていていくため。成長率というのは非常に重要である。

8. ボトムライン(純利益、または1株あたりの利益EPS)

ボトムラインとは損益計算書の最後に書かれている税引後の利益のことである。

企業の税引き後の利益率は、5〜10%程度。

税引き前の利益が同業種内で比較することで、環境が変化したときでも生き残れる会社を判断できる。

12%の会社と、2%の会社では売上維持のために10%値下げした場合、売上は両者とも 10%減となり、12%の会社は、2%の利益となり、2%の会社は-8%の赤字となる。

9. まとめ

  • PERと成長率を考慮した値(PEGレシオと呼ばれたりする)は、成長率が高い会社の株価の割安割高性をより明確に教えてくれる
  • キャッシュポジションは、株価の割高さを軽減する。自社株買いや配当に使われることで、株価を押し上げてくれる。
  • 負債は、市場が急転した際に生き残れるかを判断する材料。負債の質としては、銀行借入より市場からの調達資金の方が安全な負債。
  • 配当は、株価の下支えとなる。成長企業は配当を出さないことで、成長スピードを加速させる。
  • 成長率の高さは、株価の複利により株価を急激に上げるため、成長率が高ければ、少々高くても投資した方がよい。

「ピーター・リンチの株で勝つ」から学ぶ長期投資の知恵をまとめてみました

「ピーター・リンチの株で勝つ」は笑ってしまうほど、面白くて非常にためになる本です。

ピーター・リンチの珠玉の知恵に触れることで、長期投資への視界を広げていきます。
ブログに書いた内容を以下に追記していきます。

具体的な株を取り上げながら、投資対象を選ぶための基準を示してくれています。
なんとなく投資して、なんとなく利益を上げるだけではなく、意味ある投資をして、ワンランク上の投資家になっていきたいですね

1. 有望株の探し方

1.1 銘柄の6つのカテゴリ

必ず知っておきたい銘柄の6つの分け方があります。
カテゴリ毎に大きく戦略が変わってくるため、ここを押さえておかないと高いリターンは望めません。
必ず知っておきたい銘柄の6つのカテゴリ

1.2 投資対象を選ぶ基準

ピーター・リンチの選ぶ基準は、字面でみるとなんとも奇妙な基準ですが。
一貫性があり、理にかなった基準なのだと思います。
投資対象選別のための重要13事項

1.3 選んだ投資対象を調査する

株価収益率(PER)の意味、長期投資した場合の成長ストーリーを描くためのポイント、 投資する際の確かな情報を収集するための知恵を確認していきます。
PER、成長のストーリー

キャッシュフロー、負債、成長率など、なんとなくは知っているがどういう視点で見ていけば いいかわからない数字があります。その数字を使って、財務状況などを掴んでいけるようになっていきます。
役に立つ数字

1.4 調査した投資対象の最終チェック

銘柄の6つのカテゴリ毎の最終チェックポイントがあります。
ここを確認して、長期投資を行う対象となり得るかの最終チェックを行います。
投資前の最終チェックリスト

2. 運用と売却

調査した銘柄を組み合わせてポートフォリオを組む。その際、カテゴリが偏らないように分散投資を行う。
中長期投資におけるポートフォリオの組み方

カテゴリ毎の売買サインについて以下に記載しています。絶対的なサインはないですが、指針にはなると思います。
売り買いのベストタイミング

「ピーター・リンチの株で勝つ」PER、成長のストーリー

f:id:tamata78:20170613214948j:plain

今回は、PERの意味を更に深く知る。割安な会社がどういった成長のストーリーを描いていけるかなど有望な銘柄を探すための知恵を更に身に付けて行きたいと思います。

1. 株価収益率(PER)

どんなに将来有望な銘柄であっても最終的には、収益に株価は連動することになる。 かの有名な株価収益率(PER)で割高か割安かを判断する。

PERは現在の株価を過去12ヶ月の収益(1株あたり)で割ると計算できる。 これは、ある会社の収益が一定だと仮定するとその会社があなたの投資額を稼ぎだすのに 何年かかるかの目安にもなる。

例えば、PER10倍の銘柄100株で1000ドル投資した場合に、1株当りの収益が100ドルの場合、 1株当りの収益は、100株で年に100ドル稼ぐことになり、10年で取り戻せる。 PER2倍なら2年、PER20倍なら20年となる。

株によって、PERはさまざま。 急成長銘柄14倍〜20倍、優良株10倍〜14倍、低成長株7倍〜9倍といったところになる。

2. 成長のストーリー

株を実際に買う前には、その会社の魅力、成長性、弱点などをもう一度、二分間だけ自問自答してみるとよい。 子供でも理解できるレベルまで落とし込めれば、投資準備は万全と言える。

2.1 6つの分類毎の成長ストーリーを描くためのポイント

分類 成長ストーリーを描くためのポイント
低成長株 長期間の安定収益、配当利回り、減配・無配経験が少なく増配し続けている
市況関連株 経済全体の景気、在庫、市況
資産株 何が資産で、どの程度の価値があるか
業績回復株 変革に熱心か、その計画は十分機能しているか
優良株 PERは割安か、成長性はあるか
急成長株 どの分野でどの程度まで今のスピードで成長し続けることができるか

3. 真実を手に入れる

会社にIR部門に電話する、会社を訪問するなど本当の情報を集めるには、いろいろ方法はありますが、 「アニュアルレポート(年次報告書)」を読むというのは敷居が低い、真実の情報を手に入れる方法ではないでしょうか。

3.1 貸借対照表を簡単にチェック

上半分(資産と負債)
流動性資産:現預金、市場性のある有価証券。前年と比べて増えていれば、盛業を意味する

下半分(長期負債)
長期負債:前年よりも減少していれば、もう一つの繁栄のしるしとなる

現預金が負債に比較して増加していれば、貸借対照表の改善であり、その逆は悪化となる。 流動資産が減り、長期負債が増えるということは、企業の財務基盤が弱いことを示す。

3.2 10年間の経過で確認すること

発行済株式数が、減少している場合、自社株を買い戻しているということで、好材料の一つ。

4. まとめ

  • PERは、単に15倍以下が割安であるという意味だけでなく、投資額を稼ぎ出す年数という見方もできる。 銘柄の分類(成長度合い)によってPERの値の割安感は変わってくるため、投資対象の銘柄がどの分類の銘柄を 把握することは非常に重要である。
  • また、割安割高がわかり、投資対象としてのターゲットに入った後は、その銘柄がどういったストーリーで成長していくかについて 考えを巡らせることで意味ある選択をすることが大事です。そのためのポイントを確認しました。
  • その材料となるアニュアルレポート(年次報告書)の資産や負債を確認することで簡単な財務基盤のチェックができる。

「ピーター・リンチの株で勝つ」投資対象選別のための重要13事項

ピーター・リンチ氏の投資対象選別のための重要13事項がある。 どれも一見、うん?となる基準ですが、地味で機関投資家の目には入らないが 底堅い投資先を見つけ出すための基準になっている。

1.有望株を選別するための重要13事項

1.1 面白みのない、または馬鹿げている社名

単純な事業をやっている会社は、単純で退屈な名前を持った会社であることが多い。

ボブ・エバンズ・ファームズ

考えただけで眠くなるような退屈な面白みのない名前の会社は、誰からも注目を引いてもらえない。 こういった会社の中には、底堅い事業を行っている会社が埋もれている。退屈な名前程よい。

1.2 変わり映えしない業容

退屈な名前の会社が退屈な業務を行っていれば、もっと良い。

クラウン・コルク・アンド・シール。缶と瓶の栓を作っている単純な業務。ただ、株価の動きは大した物だった。 退屈な業務は、「タイム」誌に載ることがなく、ウォール街連中はほとんど気づかない。
株価が割安なうちに買う時間が十分にある。そして、人気化して高値に達した時に売ればよい。

1.3 感心しない業種

思わず肩をすくめたり、吐き気がしたり、顔をそむけたくなるものが理想。

セイフティ・クリーン。全国のガソリンスタンドに油で汚れた自動車部品の洗浄機を共有している。 レストランの廃油や汚れ物にも手を伸ばしている会社に誰が投資したがるだろうか。

しかし、業績は連続増益の記録を持っており、収益は四半期ごとに上昇し、株価も続伸している。

1.4 分離独立した会社

企業のある業務部門が分離独立した会社。 大企業は、独立させた部門が失敗することで評判に傷が付くこと恐れる。
だから、分離独立会社は、通常良好な財務内容を持ち、独立するのに十分な備えを持っており、 コスト削減や新戦略の導入で収益性の向上を図ることができる。

分離独立会社の資料は大急ぎで作られた説明不足のものが多く、ウォール街連中はあまり注意を払わない。 それが良い兆候なのである。

独立が完了して、1〜2ヶ月経った時点で、新会社の経営陣がその株式をたくさん買っているとしたら、有望である。

1.5 機関投資家保有せず、アナリストがフォローしない会社

穴場株、一度は人気があったが、プロから見切られたような株もよい。

1.6 悪い噂の出ている会社

産業物処理産業は、完璧な会社。 動物の腸やグリース、廃油よりも気分の悪いものといえば、下水、有害廃棄物。

ウェイスト・マネジメント社。株価は、100倍になった。

1.7 気の滅入る会社

有害廃棄物の他に無視したがるのは、「死」である。

SCIという葬儀屋は、人気のある生前積立制度を始めた。 葬儀費用と棺桶代を生きているうちに積み立てておくことで、家族が後で支払いに困ることがない。
過去五年間で生前積立契約は年率40%も伸びている。

信じがたいような業績にも関わらず、SCIの重役は幾度となく事業の説明に出かけなければならなかった。

1.8 無成長産業であること

多くの人が目立つ成長産業に投資したがるが、葬儀屋のような無成長産業が見当たらない場合、 プラスチックのナイフやフォークといった低成長産業に投資する。
そうした分野からこそ大化け株が出てくる。

急成長産業にある会社の株価は、得てして下がるもの。 コンピューターなど、当たった製品が出るとすぐに台湾で安く作ることに精を出して、あっという間に競争になってしまう。 瓶の栓やドラム缶回収業の分野ではそのようなことは起こらない。

葬儀屋の成長率はたかだか1%、コンピューター産業に向かう人たちの興味は引かない。

1.9 ニッチ産業であること

採石会社と宝石売買会社とでは、採石会社を選ぶ。

採石会社は、他の業者が入ってくることがない位置を占めているからである。 宝石は、街中・国中・海外の宝石商までが競争相手となる。

街で唯一の採石場を持っていればそれは独占事業だし、採石場の不人気さも利点である。 隣町の業者が競争しようにも輸送コストで利益が消えてしまうため、独占性が高い。

医薬品、化学会社も独占的製品を持っている。 ある薬の認可には何年もかかるが、ひとたび認可されると、数十億ドルの投資をしていた ライバル他社は手が出せなくなる。他社は異なる薬を開発、違いを証明して、3年間の臨床試験を経て、始めて発売できる。 毒性のある薬品の認可を得るのは治療薬の場合よりも厄介だが、認可されるとドル箱に転じる。

1.10 買い続けなければならない商品

医薬品、ソフトドリンク、カミソリ、タバコのような会社に投資する。 玩具産業では、誰でも欲しがる人形は作ることができるが、ひととおり売れればそこで終わり。

安定したビジネスはいくらでもあるので、当たりハズレのあるビジネスを選ぶ必要はない。

1.11 テクノロジーを使う側であること

競争産業となってしまう値札の自動読取機を作る会社ではなく、その装置を導入したスーパーマーケットに投資すべき。 その装置でコストが3%削減できれば、収益はそれだけで倍増する。

1.12 インサイダーたちが買う株

自社株を買いが行われているのは、会社がうまくいっている何よりの証拠。 自社株買いをしながら、すぐに倒産した会社は歴史上3社とない。

長期的に見ると、経営陣の自社株買いは株主還元が第一義になる効果もある。 雇われ重役では、自分のサラリー向上のために株主利益よりも事業拡大を図る。 さらに言うと、給与の安い一般従業員が買うことの方がより大きな意味がある。

1.13 自社株買い戻し

自社株買いは、企業が株主に報いる最も簡単で最良の方法である。

自社株買いが行われると、市場の浮動株は減少し、発行済み枚数も減る。 そして、PERは好転し、株価にもマジックが働く。

もし、企業が発行株数の半分を買い戻すと利益が変わらなければ、 一株当りの利益は、2倍になる。

2. まとめ

機関投資家や市場を出し抜くには、人が目を背けたくなるような業種の中で、 堅実に利益を上げている会社に投資する必要がある。

もしくは、独占的な事業、安定した収益を上げていく事業を見つけること。 総じて、日の当たらないが、力のある会社への投資方法を突き詰つめて行くことになる。

もう一つの視点として、自社株買いを行っている会社への投資がある。 この組み合わせができる会社があれば、もう最高! ただし、このつまらない会社へ投資し、じっと待つことが必要になりそう。

相場の流れをつかむための指標(信用評価損益率)を押さえる

1. 信用評価損益率

引用
信用評価損益率とは、信用取引を行っている投資家がどれくらい含み損益を抱えているかをパーセンテージで表した指標です。 一般的に、個人投資家は評価益が出るとすぐに利益確定を行う傾向が強いため、通常、信用残高は含み損を抱えている状況になります。そのため、信用評価損益率はマイナスの値を示すことが多く、概ね0%〜-20%で推移します

1.2 指標の基準

信用評価損益率 状況 具体事例
-15% 〜 -20% 個人の投げ売りが落ち着く。底打ちの可能性が高まる 2008年10月24日(リーマン後)-39.65%
-10% 〜 -15% 個人の投げ売りが始まる 2013年6月7日(5月23日大幅下落の翌々週)-15.65%
-5% 〜 0% 相場全体が一旦、天井圏と見なされる 2007年6月22日(リーマン前の日経平均最高値) -4.75%
〜 5% 過熱相場、滅多にみられない 2013年5月10日(アベノミクス最高潮) +4.06%

2008年10月24日における-39.65%は信用評価損益率は一般的に-15% 〜 -20%で底入れすると言われているので、 相当下げがきつく、損失を抱えている投資家が多かったことがわかります。

1.3 指標の確認方法

信用評価損益率(松井証券)
信用評価損益率(アセットアライブ)
信用評価損益率(Traders web)

評価損益率の値を見ます。※ 松井証券は、信用残速報の欄、一覧で見る場合、「信用取引残高および評価損益率の過去データ(Excel)」をダウンロードして参照します。

損益率は、松井証券の一覧のみが営業日毎の算出していて、速報性があります。